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関西ファミリーフィッシングの雑記帳

20年ぶりに釣りを再開した小物釣り師がお送りする 大阪湾岸 家族で楽しむ釣り情報

柵あり釣場でのエサ釣りを「スーパーパイプ受太郎」で快適に

釣りコラム 釣具紹介

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私が海釣りをする際、基本的にフェンスのある釣り場でしか釣りをしません。 

なぜなら海が怖いから。落ちたら死ぬから。私はわりと泳ぎが得意なほうですが海は怖いです。特に夜の海なんて勝てる気がしません。あれはまるでブラックホール。自分自身の注意力は信用しておりません。うっかり落ちかねない。

ライフジャケットがあればええやんとも思いますが、川のような速さで潮が流れる明石海峡付近の海を目の当たりにすると、それも一時しのぎにしかならないんじゃないかと思ったりします。ゆえに出来る限りフェンス必須というスタンス。子供と釣りをする際にもフェンスがあれば安心です。

加えてエサ釣り派なので待ちの釣りをすることが多く、フェンスがある場合はそこに竿を立てかけて置き竿にできるので一石二鳥。しかし釣り場によっては竿が立てかけにくかったり、材質がザラザラしていてラインや竿にダメージを与えないか不安になったり。また横風が強いとフェンスの上を竿が滑ってバターンと倒れたり。皆さん経験ないですかね?

そんなとき役立つのがフェンスの手すりに取り付けられるタイプの竿受けです。

フェンスがあることのメリットデメリット

蛇足ですが、フェンスがあることによるメリットとデメリットをまず書き出してみます。

フェンスがあるメリット

  • 転落防止になるため安全
  • 竿が立てかけられるので置き竿をする際に便利
  • フックなどがあれば道具を吊り下げられるから便利
  • もたれかかって釣りができるのでラク

落ちないから安全。これに勝るものはありません。簡易な竿受けにもなるし、大き目のフックなんかがあればバケツなどの道具も吊り下げられて便利です。もたれかかれるので、覗きこんで海中の様子を窺うのも安全に出来ます。

フェンスがあるデメリット

  • ルアーなどで下方向のアクションがやりにくい
  • フェンスの高さを越す必要があり魚の取り込みがしづらい
  • 竿をたてかけて置き竿にすると岸壁付近しか狙えない

竿先を海面に向かって下げてから上方向にしゃくるようなアクションをするワインドのような釣りにはフェンスが邪魔になることがあります。出来ないことはないですけど。

また、これは皆さん一度は経験があると思うんですが、釣り上げた魚を取り込もうとしたらフェンスに当たって針から外れ、そのまま海へオートリリースなんてこともよくあります。私はサヨリ釣りで度々これをやらかします。ジャンボサヨリでこれをやってしまうと悔しい。

竿は磯竿で4メートルほどあるのに、竿を立てかけると竿先1メートルぐらいしか海に出せないなんてこともありますよね。この数メートルの差が釣果に影響することがあり、サビキ釣りで実際にこれを経験しました。フェンスに立てかけてたらアタリがないのに、竿を手持ちして竿の長さいっぱいを使って沖に出したらとたんに釣れ出したという。

竿受けが役立つのは待ちのエサ釣り

攻めの釣りにはあまり有用でない

ルアーで釣りをする場合は置き竿にはしないので、竿受けは特に必要ないですね。まあ休憩するときにあればいいかなというぐらいでしょうか。

竿を手持ちして誘い続けるようなタイプのエサ釣り、例えばサヨリの遠投ウキ仕掛け釣りなんかもそれほど竿受けを必要としません。エサ付けの時や針交換の時にあればいいかなというぐらい。

置き竿をする釣りなら竿受けが役に立つ

竿受けが有用なのは、群れがまばらで魚の回遊待ちをしているときのサビキ釣り、またタチウオのウキ釣りなどの、置き竿をして待つタイプのエサ釣りです。

先に書いたように数メートルの差がサビキの釣果に影響することがありました。たぶんその時は岸壁よりかけあがりに近い沖が有利だったんだと推測されます。竿受けを使えば、竿を手持ちしたときと同じように竿の長さいっぱい沖に仕掛けを出せます。

おすすめは第一精工の「スーパーパイプ受太郎」

第一精工の「受太郎」シリーズ

竿受けは釣具メーカー各社から販売されていて、船用の高価なものから簡易な構造で1,000円ぐらいのものまで多種多様。釣具屋へ行けば専用のコーナーもあるはず。

そんな中、おすすめしたいのは第一精工の「受太郎」シリーズです。取り付け箇所や用途に応じて様々なタイプの竿受けがラインナップされていてオプションも豊富。価格もリーズナブル。

受太郎の中でも、神戸周辺の陸っぱりから釣りをするのなら「スーパーパイプ受太郎」をオススメします。これを買っとけば間違いない。だいたいどこのフェンスにも取り付けられます。

第一精工 スーパーパイプ受太郎

第一精工 スーパーパイプ受太郎

 

「スーパーパイプ受太郎」はパイプ以外にも取り付け可能だった!

私自身、初めて竿受けが欲しいなと選んでいたとき第一候補にあがったのは受太郎シリーズでした。その中でもどれを選べばいいんだろうとひとつひとつスペックを確認していましたが、当初はパイプ受太郎を比較対象外にしていました。

なぜなら主にいく釣り場はのほとんどは、竿受けを取り付けるフェンスの手すりが「パイプ状」ではなく「四角い形状」だったから。 

パイプ状の手すりとは平磯海釣り公園のようなこういう形状の手すりのことです。

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それに対してよく行く釣り場は手すりが四角い形状。

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”パイプ受太郎”と名乗ってるぐらいだから、丸いパイプ状の手すり専用なんだろう。Google様の画像検索でもパイプに取り付けた写真しか出てこなし。四角い形状の手すりには対応していないはず。そう思ってた時期が私にもありました。

しかし、以前釣り場で撮った風景写真をぼんやり眺めていると…あれ?これって?

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もしやそのお姿!?スーパーパイプ受太郎さんじゃありませんか!受太郎先輩チワッス!

たしかこれはそのとき隣に入っておられた常連っぽい人の釣り座(準備中)。そこに取り付けられていたのは紛れも無くスーパーパイプ受太郎でした。どうやって取り付けてあるのかこの写真からはイマイチ分からんけど四角い形状の手すりでもオッケーなんやん。よっしゃこれ買うとこ。

ということでAmazonでポチ。そのときは2,409円でした。Amazonは価格変動がありますが、この辺が適正価格のようです。3,000円台になってることもあるんでその時はちょい待ちで。

縦でも横でも取り付け可能

新しいアイテムが手に入れば早速使いたくなるのが男の性ってもの。届いたその週末に釣り場へ。よし、まずはクランプを開いて手すりに合わせてっと…あれ?

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ガーン。

手すりの幅が微妙に大きくて、クランプを限界まで開いても取り付けられない。調べるとスーパーパイプ受太郎の有効取付径は100ミリ。つまり10センチ。手すりの幅を測ると12センチ。そりゃ無理やわ。ショック。アカン、もう捨てて帰ろう…というわけでそのまま海へドボーンと廃棄。

するわけは無く。通いなれた釣り場、予め手すりの幅は計測済みでした。すまない、今のは茶番だ。

この釣り場での取り付け方はこっちが正解です。

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手すりの幅は12センチあるものの、高さはその半分。ここになら余裕でクランプが取り付けられます。

受太郎シリーズの多くは、竿受けを取り付ける部分が2箇所選べるので、クランプを縦方向に固定して側面にある取り付け穴に竿受けをセットし直せばオッケーです。よって四角い形状の手すりで幅10センチを超えても、もう一辺が10センチ以内なら問題なく取り付け可能。

余った取り付け穴はオプションのフックを取り付けてバケツを下げたりタオルをかけたりするなど有効活用できます。

第一精工 受太郎フック 09186

第一精工 受太郎フック 09186

 

 クランプの接地部分がパイプ用に窪んでいるので、四角い手すりにしっかり取り付けられないんじゃないかと最初は不安でした。でも実際はぶら下がれるんじゃないかと思うぐらいガッチリ固定できます。さすが第一精工。同社のワニグリップも使っていますが、踏んでもそうそう壊れない。全般的に堅牢な製品を作っているイメージがあります。

地味に役立つラインフック

竿受け部分の手前側にラインフックが装備されています。ゴム状のスリットにラインを挟むことで仮固定ができるパーツです。

これが意外と便利で、例えばタチウオのウキ釣りでエサを交換するとき、サヨリ釣りで針を交換するとき、サビキでカゴにアミエビを詰めるとき。そんなときここにラインを挟んで固定しておくと、風に仕掛けがあおられることもなく快適に作業ができます。非常に地味なパーツですが私は活用しています。

ここは改良してほしい

ちなみにクランプを回す際に役立つ小さな黒いパーツ(”なんとかラーク”って名前だったと思う)が付属していましたが、数回目の取り付け時に外れ落ち、そのまま海の藻屑と消えました。あれだけは何とかしたほうがいい。たぶんみんな無くしてるはず。よろしくご検討ください第一精工さん。

スーパーパイプ受太郎が取り付け可能な大阪湾の釣り場

ここにならスーパーパイプ受太郎が取り付けられる!

スーパーパイプ受太郎を買った際に、取り付けが可能な大阪湾の釣り場が一覧になった資料が同梱されていました。 海釣り公園を中心にまとめられたものです。

そのメーカー公式資料に掲載された釣り場に加えて、私自身が釣りに行ってスーパーパイプ受太郎が取り付けられた箇所を地図にまとめました。

海釣り公園は基本取付可能 その他の釣り場もだいたいOK

須磨海釣り公園など大阪湾にある海釣り公園であれば基本的にどこでも取り付けられるようです。おそらく製品開発時に主要な釣り場を調査してあの製品が作られたのだと思われます。

釣り公園以外なら例えば南芦屋浜ベランダ。あそこは南側の釣り場と東側の釣り場でフェンスの形状が異なります。取り付け箇所の形状は、南側が四角の形状で東側がパイプ形状。いずれも問題なく取り付け可能。サビキでの回遊待ちやタチウオのウキ釣りなんかで役立ちます。

アジュール舞子も場所によってフェンス形状が異なりますが、どこでも取り付け可能でした。

神戸港周辺には海釣り公園以外にもフェンス有りの釣り場がいくつかありますが、実はそこで釣りをしていいかどうかはグレーゾーンの場所が多かったり。なので第一精工の公式資料には掲載されていないんだと思います。よって私が取り付け確認した場所のみ追加しています。お察しください。

今のところフェンスがある釣り場で取り付けられなかったことはありません。パイプ状の手すりであれば直径10センチ以内、四角い形状の手すりであればいずれかの辺が10センチ以内。この条件さえ満たせば取り付けられるはずです。

竿受けは必ずしも必要というわけではないですが、あれば必ず役立つ便利なアイテムです。

第一精工 スーパーパイプ受太郎

第一精工 スーパーパイプ受太郎

 

第一精工製品について

毎年2月にインテックス大阪でフィッシングショーが開かれます。釣具メーカーが一同に介する展示会です。

シマノ、ダイワ、がまかつの3大メーカーを筆頭に、釣具メーカー各社がカタログを販売したり配ったりしていて、帰る頃には荷物ぎっしり。その中でも第一精工のカタログを見るのが好きで毎年必ずもらって帰ります。シマノやダイワは有料ですがこちらは無料配布。

ご存知の方には蛇足ですが、第一精工は「王様印」というブランドで昔からオモリや小物全般を作っている釣具の老舗メーカー。一方でデザイン性と機能性に優れたワニグリップやノットアシストなども作っています。エサ釣りルアー釣り問わず、釣りをしているならひとつぐらいこのメーカーの製品を持っているんじゃないでしょうか。

そのカタログ、地味ですが「こんなものやアイデアがあるのか」という発見があって、眺めていて楽しいです。釣り好きの人って道具好きっていう側面もあると思うんですが、それを満たすカタログだと思います。

製品はユーザー目線に立った「そうそうこれが欲しかってん」というものが多いように感じます。また製品自体もしっかりと堅牢に作られている印象があります。私は同社のワニグリップを愛用しており、2年ほど使い続けて時には誤って踏んづけたりもしますが、壊れることもなくしっかり使えています。

樹脂製だからいずれ劣化するでしょうけど、まだまだ使えそう。

大阪の企業だかというのもありますが、3大メーカーと比べて身近に感じる部分が多くあり、 釣りを続ける限りはずっと接点があるメーカーになるんだろうなと思います。影ながら応援してます。