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関西ファミリーフィッシングの雑記帳

20年ぶりに釣りを再開した小物釣り師がお送りする 大阪湾岸 家族で楽しむ釣り情報

新興宗教?電波系?阪神間に点在する看板「宇宙平和音頭」の謎に迫る

雑記

釣りブログと称していながら全く釣りに関係ない記事を書きます。自分が住む地域の事象で10年以上気になっていたことの真相にたどり着き、それをまとめておきたかったので。

アウトプットする場がこのブログしかないゆえここにまとさせてもらいます。阪神間の釣りを紹介するこのブログの特性上、私と同じ地域にお住まいの方も多いはず。もしかしたら「ああ、あれのことね」と思い当たる方もいらっしゃるのではと。

更新と増殖を続ける謎の看板

まずはこのツイートご覧ください。ちなみに私個人のアカウントです。

2000年前後から川西市近辺で見かけるように

私は大阪府民ですが、自転車をこいで橋を渡れば5分ほどで兵庫県の川西市にたどり着く地域に住んでいます。川西は私の地元よりもホームセンターや飲食店が充実していたので、大きな青い橋を渡って川西に足を運んでいました。

自分が記憶する限り2000年前後からでしょうか、この看板を頻繁に目にするようになりました。気に留めなかっただけでもっと前からあったのかもしれないですが。強烈に印象に残るビジュアルで内容の意味不明さに薄気味悪さも感じていました。

あるときは駐車場の柵。またあるときは倉庫の壁面。あらゆる場所に貼り出されており、年々着実に掲示箇所が増えていく。時間を置いてまた訪れると看板の内容がアップデートされている場合があって放置されているというわけではない。それなりに管理も行われている様子が伝わってきます。

キーワードとなる言葉、この看板を見て最も印象に残るのは”宇宙平和音頭”という文字列でしょう。以降はこの看板群の呼び名を「宇宙平和音頭」とします。

「宇宙平和音頭」はどんな看板なのか?

これが基本デザイン

最も多く見られる宇宙平和音頭のデザインは、富士山と太陽、そしていわゆる円盤型のUFOとそこから放出される謎の粒子。そして件の「宇宙平和音頭」というキーワード。付属する情報としてColumbia Music Entertainmentという文字列とロゴ、さらに「宇宙より みんなの心に みんなであえたらあ~うれし!」という謎のメッセージ。

このデザインの看板は、一箇所に同じものが複数掲示されているケースが多いです。たとえばこんな風に。

f:id:digic:20160808122525p:plain

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また、UFOから放出される粒子がラメっぽい素材でデコられているケースもあります。

https://pbs.twimg.com/media/BglAoQbCMAICfn2.jpg

メッセージのみの看板が付随する場合も

この看板が増え始めた当初は無かった、あるいは私が気づかなかっただけかもしれないですが、基本の看板と並べてメッセージのみの看板が付随するパターンも後年に見かけるように。

「宇宙人もおり!嘘★駆け引きない新しい文明にかえよう」というメッセージ。そして最後におそらく人名とおぼしき漢字二文字。これに油性ペンで書いたと思われる手書きのメッセージが追加されているものも。

https://pbs.twimg.com/media/BglAcicCEAAU-Ba.jpg

 なおこの写真の看板は、上で挙げたUFOがデザインされた看板と並べて掲示されていました。

2枚の看板をよく見比べてください。UFOの看板が経年劣化して色あせているのに対し、メッセージの看板は比較的最近設置されたことがお分かりいただけると思います。前述の通り貼りっ放しで放置されているわけではなく管理されている。誰かが確実に保守管理している。

誰かが。

川西市を中心に阪神間 北摂地域に点在している

阪神間に点在していると書きましたが、ストリートビューで追える範囲で挙げていきたいと思います。2015年8月時点での情報なので、ストリートビューが更新されれば消えてしまっている可能性があることはご承知ください。

※以下ストリートビューをいくつか埋め込んでいますが、スマホでの閲覧だと操作しにくいし負荷がかかって重いかもしれません。見づらい場合はこちらをクリックして記事を読み飛ばしてください →記事を読み飛ばす

川西市ある宇宙平和音頭

川西市の南東部にある久代周辺は特に多くみられます。

川西市外にも

川西市以外にも目撃例が。自分は未見ですが、中でも豊中市の浜交差点近くにある物件はかなり強烈なようで頻繁にアップデートが行われている様子がうかがえます。

この看板について言及されていたツイートを引用します。これは凄い…圧倒的な熱量。

他にもあるはず 

twitterやブログ、その他ネット上で探し得る情報を確認する限り、箕面などその他の地域にもあるらしい。よってここに挙げた例はほんの一部に過ぎないと思われ。

では何のために看板を設置しているのか?

「宇宙平和音頭」という曲の宣伝?

「宇宙平和音頭という曲があり、それがコロムビアから発売されていている。これはその宣伝である。」

看板を見ればまずそう考えるのが妥当だと思います。でも調べる限り宇宙平和音頭という曲がコロムビアから発売されているという事実は見つかりません。やはり私と同じように看板が気になって調べた方々がネット上におられるようで、皆さん同じようにひとつの情報に辿り着いています。

「宇宙平和音頭」と検索すると、劇団鹿殺しという劇団が出しているアルバムに「宇宙平和音頭」という曲が収録されているという情報が見つかります。

劇団鹿殺しRJP 1stアルバム「劇団鹿殺しRJP」

しかし時系列的にこちらのアルバムは看板の発生時期よりずっと後に発表されているみたい。発表より先に生まれていた曲だとしても、ウェブサイトで劇団の情報を見る限りはあの看板のテイストと表現のベクトルが異なるように思えます。よって異なる曲と考えるのが妥当。

どうやら劇団の公式twitterアカウントで否定されているっぽいですね。

じゃあ宇宙平和音頭とは何なのか?申し訳ないがこれは今のところ分からずじまい。曲があるんだとしたら一度聴いてみたいものです。

企業の広告なのか?

ストリートビューの画像を見ると、企業名らしき文字が入っているタイプの看板が散見されます。建設、不動産関連の企業っぽく、富士山のモチーフも企業名からきていることが分かります。

ということは企業の広告?それはそれで正解なんでしょうが、これを見てアプローチするかというと…やっぱり躊躇しますよね。

パーソナルなメッセージなのか?

推察するに個人的な思想やメッセージを広く発信するために設置しているというのが主たる目的でではないかと。おそらくは看板に書かれている企業の代表的な立場の人が道楽的な感じでやっているのではないか。代表じゃないと会社名とあのメッセージを併記できないでしょう。

これだけ大規模かつ色々な場所に設置できているのだから、それなりの財力と信用力があるに人物に違いありません。

表現が適切か分かりませんが、いわゆる”電波系看板”ってもっとエリア的に小規模ですからね。自分とこの敷地にビッシリ張ってあったり文字ギッシリだったり。

キーワードを元に設置した人物を探る 

あっけなく辿り着いた

埒が明かないのでメッセージタイプの看板にあった名前と企業名で検索してみました。すると宅建協会のウェブサイトがヒット、そこにあった会員の名前と企業名が看板と一致します。

そこに明記されていた会社所在地を検索してストリートビューで周囲を確認すると…

あった!所在地住所の建物に例の看板が。やはりこの企業の代表が宇宙平和音頭の設置主と考えて間違いないでしょう。

既にテレビに出てたらしい

さらに宅建協会のサイトにあったフルネームで検索。するとテレビ番組の情報がヒット。それによると2012年によ~いドン!のとなりの人間国宝さんのコーナーに出演されていたようです。そこにはこう書かれていました。

円はUFOを目撃したという一級建築士の○○○○(※一応伏せときます)さんに出会った。○○さんは30年間に12回、未確認飛行物体を目撃したという。

「となりの人間国宝さん」は関西ローカル番組の一コーナーで、関西の町を円広志や月亭八光がぶらり歩きして、いきあたりばったり風に人と触れ合うコーナー。そのコーナーで伊丹の北部に訪れた際に取材されたようです。北伊丹と川西の久代は隣接しています。やはりあの辺が宇宙平和音頭の本拠地なのか。

なんとなく人物像が見えてきました。UFOを目撃したことで人生観が変わってしまったタイプの人かな。オカルト界隈ではよく聞く話ですね。え?聞いたことない?

突然ですが調査はこれまで! 

とりあえずスッキリした

唐突ですが調査はここまで。

闇の真相にたどり着いたとか、アンタッチャブルな領域に踏み込んでしまったとか、そういうわけではないです。むしろ、当初感じていた薄気味悪さはすっかり拭えました。想像やネット上の情報だけでこれ以上個人のことを詮索すべきではない。そう考えました。

アブナイ人物ではないと思う

得体の知れない新興宗教が発信しているものだったらどうしようかと思いましたが、それなら記事にしていません。これはアレだ、バイタリティと資金力のあるおもしろおじさんの暴走に違いない。害はない。いや多少はあるか…

調査するうち、私と同じく興味をもって看板に書かれた電話番号に電話をかけた人のブログを見つけました。実際に設置主と話をした様子がつづられています。その内容によると、おおよそ私の想像と一致する人物のようでした。

設置主との邂逅

Twitterで検索すると、設置主と偶然出会い本人や車の写真を撮らせてもらっている方も発見しました。

車は看板と同じテイストでデコられているものの明らかに高級車。たぶんクライスラーの300Cで中古でも500万ぐらいで流通してるやつ。やっぱり金持ちだ。ちらっと写っている設置主も奇抜な感じではなく普通のおじいさんという雰囲気です。

白い軽トラをデコった歯がボロボロのじいさんだったら「あーはいはい、そっち系ですね」と思いますが、そういう感じじゃないですね。(どういう感じだ?)

この記事をきれいに完結させるなら私もコンタクトを試みるべきでしょうが、あいにくそんな行動力や義務はありません。おそらく物凄い熱量で宇宙人のことを語ってくれるんじゃないかと思います。聞いてみたいけど…メンドクサイやん。誰か一緒に行ってくれるなら聞いてみたいけどね。

追記(2016/04):
中国道と併走する猪名川大橋を池田方面に向けて車を走らせている際、バックミラーに写る車に違和感。あ!?あれは!あれだ!先のTwitterで見た黒のクライスラーだ!ちょうど下道に降りるタイミングだったので追いかけられず横目で見送る。間違いない。

さらに後日、仕事帰りに空き物件の横を通り過ぎようとすると視界の端に違和感。あ!?あれは!あれだ!アレの新しいデザインのアレだ!ついにわが町にも進出してきた。メッセージのみでさらに抽象的な内容なっているが例の名前が書いてある。予備知識が無ければ不気味にしか思えないだろうな。

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設置主と遭遇する日も近いのかもしれない。

UFOと宇宙人は男のロマン

この手のオッチャン、よくいるじゃないですか。もう亡くなってしまわれたらしいですが、中崎町商店街にあった宇宙家族のオーナーとか。清荒神の骨董屋のおじさんとかも近いものがある。

宇宙平和音頭の設置主を含め、彼らが本当にUFOを見たり宇宙人に会ったり、あるいは自分が宇宙人だと信じたりしているかは分かりません。自分にとってそれはどうでもよく、エンターテイメントとして遠くから楽しんでいます。あくまで遠くから。

もしかしたら彼らの行動はサービス精神が旺盛すぎるゆえ、人を楽しませたいがゆえの行動かもしれません。思うに誰も不幸にしてないんじゃないか。インチキ霊能者みたいな金の匂いもしない。まあ、正直自分の身近にいたら面倒くさいし嫌ですが。ご家族の心労はお察しします。

ちなみに私自身は広い宇宙のどこかに必ず宇宙人が存在していると本気で思っている人です。宇宙人がUFOに乗って地球に来ているかどうかは別としてね。

妖怪も同様です。

姿が見えるとか見えないとかそんなことはどうでもよくて「そこにいるような気がする」と感じればそれは存在しているも同じ。私たちは普段から目に見えない愛情や憎悪に振り回されて生きてるじゃないですか。それは目に見えるものよりよっぽど綺麗だったり醜かったりする。